LFC
(Learning Function Canceller)

LFC

 

ラストステーションから発売されている『LFC(学習機能キャンセラー)』。

フィットではCVTや燃調関係など純正ECUに学習機能が備わっているのはよく耳にすると思います。
このLFCは燃調関係の学習機能のみをキャンセルしてしまうというもので、サブコン搭載時に定期的にリセットするわずらわしさから解放されます。

以前、現車合わせでサブコンのセッティングをしてもらうときにフロントパイプに取り付けたA/F計を見ていたのですが、学習されると高回転域でサブコンセッティング時での空燃比からかなりズレていました。
リセット後はサブコンセッティングでの設定値に戻ります。
せっかくのサブコンセッティングが時間の経過とともに純正ECUに学習&補正され、ほとんどノーマル並にされてしまうのはもったいない。
学習されると特にピークパワー時の回転数(5700近辺 i-DSI)でパワー感が物足りなく、極端に言うとただ回っているだけという感じになってしまいます。
この学習機能、 フルノーマル車でも燃費の伸び悩みからヒューズを外しリセットするというのは有名ですね。

ちなみにこのLFCは燃調関係の学習をキャンセルするということですから、サブコンを装着していなくとも燃調の変化に関係のあるパーツを装着している場合にも効果を発揮しそうです。(マフラーやエアクリなど。)
せっかくの装着パーツも性能を十二分に発揮することなく純正ECUで学習&補正されてしまい強制的にパワーダウンさせられてしまうのはもったいないことですね。

ちなみにフルノーマル車ですが某社のターボ車は長期間学習され続けるとブースト圧が最低設定値の0.5kまで下がるそうです。(初期値0.75k)
車検のときにディーラーでリセットしてもらったら初期設定値の0.75kまで復活するので、学習&補正機能など知らない乗りっぱなしな人の場合はほんの点検整備でかなりのパワー差を実感できるでしょうね。(笑)

  • 素材
LAST STATION LFC

LFC (Learning Function Canceller)

画像では分りにくいですが 40x30x20 とかなり小型です。
計6本の配線が出ていますが02モデルでは4本だけ使用します。

  • インストール
LFC & Reset Swich

説明書とにらめっこしながら4本をエレクトロタップで接続。
私とこはECU配線を延長するXハーネスを使ってないので作業スペースが少なく苦労しました。

不要となったサブコン用緊急停止ボタン型リセットスイッチ。
LFCの配線を三つ編みにしていますが特に意味はありません。

いつでも全開時はサブコン&各種装着パーツの性能をフルに発揮できるということでこれで気分すっきりです。

ちなみに装着する際にはバッテリーのマイナスターミナルを外すように指示されています。
配線接続の際のショートなどを防ぐ意味もありますが、既に学習&補正されているメモリー?を一旦クリアしする必要があるからです。

ただCVTの学習もクリアされてしまうので、スタートクラッチの再学習は行った方がいいでしょうね。
(パワーウィンドーの挟み込み防止機能も再設定が必要。フィットのマニュアルに書いてますので割愛します。)
通常は普通に走行していると自然に再学習されるようですが、停車時に『ガク〜ン・ガク〜ン』などする場合は人為的に学習させることができます。

アイドリングもしくわ走行状態でラジエターファンが最低2回動作(暖気完了でECUが学習開始状態になる。)してから、電装品等の電気的負荷を極力減らした状態(ヘッドライトやエアコンなど全てオフ)で60キロ以上の一定速度からアクセルを数秒以上離した状態で惰性で走行。
ただこの方法は私の確認している限りではディーラーによって10秒だの15秒だの、はたまた70キロだのまちまちな解答ですので、あくまで参考と思ってください。
直接ディーラーでもなにやら装置(PGMテスター)を取り付けて再設定してくれるのでそちらの方が確実です。

 

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