Spark Plug

Plug

走行距離3万キロ弱、まったくの乗りっぱなしお買い物最速仕様の無交換&真夏にプロドライバー(しかも2名)によるサーキット走行があるというので、「おいおいお買い物仕様お袋フィットに乗るのかい?。」ということで過酷極まりない走行が予想されるので急遽プラグを交換です。

ノーマルプラグの熱価は6番が装着されていますが、うっとこのお袋フィットのエンジンはLS Extra のハイカムを組んでいますし、上記の”真夏にガンガン!”ですので熱価を2番手上げ8番にしました。
もちろん街乗りがメインなら熱価を2番手も上げてしまうと特に冬場のエンジン始動時にプラグがくすぶり失火してしまう可能性が高くなりますのでノーマルの6番で十分です。

<ちょこっとうんちく>

プラグの熱価とはスパークプラグ自身の放熱の度合いを数値化したもので、 数値が大きいほど熱をよく逃がす冷え型(高熱価)プラグ、数値が小さいほど熱を逃がしにくい焼け型(低熱価)プラグといいます。
熱価が高すぎるとプラグの火花を飛ばす最適な温度域(自己清浄温度域約450℃〜870℃)に達せず発火部にカーボン(すすなど)が付着し点火タイミング時に火花が飛ばずに失火してしまいます。
(低回転時は振動で顕著にわかりますが、高回転時に1気筒が一瞬失火してもなかなかわかりません。 )
逆に熱価が低すぎると発火部が高温になりその温度が約950℃になると火花を飛ばすより早くその高温に触れた混合気が自然着火してしまい(プレイグニッション現象)ノッキング症状がでてしまいます。
プレイグニッション(早漏着火・・・いやいや過早着火。)

  • 素材
HKS(DENSO) & NGK

I-DSI エンジンはプラグが8本いります・・・。
ノーマルは吸気側がDENSO K20PR-U 11。
排気側がNGK BKR6E 11。
なんでメーカーが違うのでしょか。

NGKの素プラグ、BKR8Eが欲しかったんですが手に入らず。
そこでちょこっと高いですがメーカーが詠ってるいりぢうむなら8番があり簡単に入手可能なのでいりぢうむを購入。

さ〜てHKSのs40i(8番相当)かNGK IRIWAYの8番か。

NGKに決定!。

プラグと言えば”日本特殊陶業株式会社、NGK”っしょ〜ということでIRIWAYに決定!。

HKSのはDENSO製だったので。(他意はないです。)

ナノカーボン。

接点改質剤のナノカーボンです。

アーシングの時に使って余っていたので。

使用して劇的変化・・・ってなことではなく気持ちの問題です。(笑)

真鍮色が真っ黒け。

プラグの端子部(アタマ)にちょこちょこ塗りました。

真鍮色が真っ黒け。
塗りすぎやねぇ。

ノーマルプラグ。

ノーマル素プラグ比較。

吸気側のDENSOプラグは碍子の部分まで変色しています。
排気側のNGKは綺麗ですね。

勝手な想像ですが、吸気側のプラグの方が酷使されているように思います。
排気側は補助程度しか働いていないのかも。

DENSO

DENSO K20PR-U 11。(ノーマル吸気側)

発火部の角が丸いです。
消耗していますね。
丸くても火花は飛びますので3年でも4年でも使えそうですが、メンテする方ならだいたい走行距離2万キロでの交換がベストだとよく聞きます。
ま、プラグメーカーでも2万キロを勧めていますが。

NGK

NGK BKR6E 11。(ノーマル排気側)

こちらはまだもう少し使えそうです。

メーカー違うし発火部の形状違うし、「なんでだろ〜をなんでだろ〜。」。

さて、替えことしてのインプレですが気分すっきりリフレッシュ。
新鮮な火花が飛び散って「エンジン元気だよ〜。」っという”気”がします。(笑)
体感上の変化など「わかるケェ〜。」ってなもんですが(単に鈍感なのかも)、機械に対してのいたわりの心が芽生えます。(爆)

初歩的なメンテナンスを怠るとひょんなことからトラブルに見舞われるものですから事前に防止する意味でも有効でしょう。
交換自体はほんと簡単ですからご自分の”手”で交換してみては?。

今回プラグを購入したショップは昔からパーツ購入でお世話になってる”クエスト”です。
付き合いはすでに10年は超えてるでしょか。
「うっとこはプラグも安いでぇ〜。」と社長が言っていましたが確かにめっさ安かった。
他にもいろんなパーツが安いです。

QUEST : http://www.quest34.com

  • ラジエターキャップ

ラジエターキャップで冷却系の内圧(気圧)を高めています。
1気圧で通常の水では100℃で沸騰するところノーマルキャップ(1.1kgf/cm2)で加圧されていると約121℃で沸騰、1.3kgf/cm2では約124℃で沸騰します。
(クーラントは真水よりも沸点温度がもう少し高いです。)

冷却水の沸点を上げてやると当然沸騰による気泡発生の温度が上がります。
沸騰して気泡ができてしまうと空気は水よりも熱伝導性が低いのでさらに水温が上昇し、しまいにエンジンがオーバーヒートして最悪の場合はエンジンに致命的なダメージを与えてしまうこともあります。
また、万が一沸騰による気泡発生でも圧力がかかっていますので気泡の粒が通常よりも小さく、熱の発生場所とクーラントの接触面積が確保できます。
現在のクルマはオーバーヒートでエンジンを壊さないように水温が105℃〜110℃になると点火時期をかなり遅らせるので本来のエンジンパワーが出なくなってしまいます。
(フィットは水温が何℃で点火時期が遅れるのかは知りませんが。)

ラジエターキャップは内蔵のスプリングの力により加圧していますので経年変化で開弁圧が低下していきます。(だいたい0.1kgf/年と聞いたことがあります。)
うっとこは購入後丸2年が経過したので実質0.9kgf/cm2ぐらいでしょうか。

ということでちょっとややこしくなりましたが、夏のこの時期ラジエターキャップもリフレッシュ!。
ノーマル圧の1.1kgよりも高い1.3kgへ。
冷却系の圧力アップですからこのくらいのアップならラジエターホースなどの冷却系全体のジョイント部からの冷却水漏れ等が無い(だろう。)ということで。

ま、この1.3kg性能使いきり状態では高温すぎて他の箇所に不具合が発生すると思われますが。(笑)

ラジエターキャップ

無限製のラジエターキャップ。

なぜに無限製?。
単に近所のバックスで売ってたからです。

ちゃんとこの分も税金払ってね。

ちなみに根本的な冷却性能向上にはなりませんので。
これもメンテナンスという範囲内です。

と言いながら肝心のクーラントはまだ交換してないしなぁ・・・。

 

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