LED減光タイプ・フットライト

LED減光タイプ・フットランプ

Fitta'er 愛知支部長のNicoさんからの要望で、夜間の乗り降りで「足元が暗くて恐い。」ということでフットライトを取り付けられないか相談されました。

フットライトもできればキーリングと同様、室内灯の減光システムと点灯のタイミングを利用して欲しいということでした。

乗り込む時はエンジンがかかっていない時に点灯するので、消費電力の少ないLEDを使おうと考えていました。
が、LEDの光は指向性があるので普通の電球みたいに広範囲を照らすことができず、スポット的にしか照らすことができません。
また、LEDを裸のまま足元に取り付けたのではやっぱり「DIYです。」っぽくなるし・・・。

ということで、少しでも広範囲を照らせてDIYっぽくならない方法はないかなと考えて、FIT純正のテールゲートライトとスイッチ付きテールゲートライトを使用することにしました。
ナビ側にFIT純正テールゲートライト、ドライバーズ側にスイッチ付きテールゲートライトです。
こちらもドアを開けっ放しにしてDIYに励む場合を考えて、無駄に点灯しっぱなしではないようにスイッチでナビ・ドライバーズ側両方共OFFできるようにするためです。
といっても今回のLEDのナビ・ドライバーズ 1セット トータル消費電力定格計算で10W球1個の10分の10.96Wですが・・・。

  • 材料
2セット分。これだけで1万円強。びっくり。

ユニバーサル基盤
5mm径(5ハイ)LED
10mm径(10パイ)LED
10mA定電流ダイオード(20mAがあればそちらを使用。)

5ハイLEDは3000mcd・10パイLEDはなんと6000mcdの超高輝度LEDです。

FIT純正テールゲートライト。

FIT純正テールゲートライト。
部品番号:34261-S5A-003(要確認)
価格:700円

黒く小さく写っているダイオードは外してしまって、ショートさせます。

スイッチ付きテールゲートライト。

スイッチ付きテールゲートライト。
部品番号:34260-SA0-013(要確認)
価格:1170円

ビガーや旧インテグラ等に使用されているそうです。
ホンダ車オーナーだった人は見覚えがあるかも。
私はディーラーのサービスマンに教えてもらいました。

  • 回路図
基盤配線図。

黄色の矢印が電流の向きです。
LED6発仕様にする場合はLED3発2回路でそれぞれを直列に、定電流ダイオードも直列に入れます。

今回も20mAの定電流ダイオードを入手できませんでしたので、回路図では定電流ダイオードはそれぞれ並列に繋いで20mAを流せるようにしています。

が実際は、12Vのバッテリー電圧では今回の10パイLEDの定格3.6V 20mAを3発それぞれ流せないです。
LED1・LED2・LED3・D=2.95V・2.95V・2.95V・3.15V=合計約12V
と分圧されてしまいますので。
定電流ダイオードに3.8V以上の電圧がかけられた時に10mAが流れるので、多くても3発づつが限界です。(定電流ダイオードが並列仕様なので3.8Vで20mA)
それ以上は電圧がかけれないので暗くなるか、各LEDがムラになって綺麗に点灯されません。
(エンジンがかかっている場合はバッテリー電圧は約14V近辺なのでもう少し明るいです。)

今回の使用LEDでは6発仕様ではLED2個づつが一番明るいかも。
ちなみに赤や黄・オレンジなどは定格電圧が2.0Vほどなのでバッテリー電圧12VではLED4発+定電流ダイオードでいけます。
エンジン始動状態の約14VではLED5発+定電流ダイオードでいっぱいいっぱいかな。

全体配線図。

全体配線図。
ものすごく単純です。
電球仕様でも同じです。
ナビ・ドライバーズそれぞれにスイッチ付きを使用して独立型にしてもいいですが、私はこれで。
ドライバーズ側のスイッチに連動されてナビ側も点灯・消灯します。

  • 作り込み

ナビ側製作。

ナビ側基盤。

ナビ側のFIT純正テールゲートライトに取り付ける基盤です。

羽子板型小さいのと2つ。

ナビ側基盤。

小さい方を羽子板の柄の部分に重ねてボンドで固定。

ちょっと分厚くなっていますが、ここを電球のソケットに差し込みます。
これなら電球仕様とLED仕様それぞれに変更できるため。

完成。部品面。

青色LED本家・日亜化学製 5ハイLED、3000mcd・6発仕様。

10パイLEDは高さがありすぎてライトASSYに収まりませんでした。
基盤表面に鏡面カッティングシートをリフレクター代わりに貼ります。

横から。

横からです。

組み込み。

純正テールゲートライトに組み込みです。

ライトに始めから組み込まれているダイオードは外してしまって、代わりに同じようにショートさせています。

ASSY横から。

LEDの高さがぎりぎり。

点灯チェック。

点灯チェック。

点灯チェック。

点灯チェック。

レンズ越しなのでかなり光が分散されました。

ナビ側完成。

ナビ側完成。

ドライバーズ側製作。
ドライバーズ側基盤。

ドライバーズ側基盤。

完成。部品面。

迫力の10パイLED、これでもか6000mcd・6発仕様。

横から。

横から。

デカイです。ただものではない雰囲気をかもし出しています。

ASSYへ組み込み。

スイッチ付きテールゲートライトに組み込みです。

ぴったしカツカツでした。
我ながら自画自賛。

グルーガン接着。

ライト裏側へはグルーガンを使って基盤を接着。

こちらはあとで電球仕様に変更はできません。

点灯チェック。

点灯チェック。

危険です。こちらは直視しないほうがいいです。
しばらく目がおかしくなってしまいました。
デジカメもおかしなことに・・・。

柔らかい光。

レンズ越しではかなり柔らかい光に変わりました。

まあまあ、分散しています。

ドライバーズ側完成。

ドライバーズ側完成。

スイッチはマイナス側でON・OFFの切り替えを行なっています。
ナビ側へ行くマイナスをスイッチ手前から取っています。
こうすることによりスイッチのON・OFFでナビ側のライトも同時に消灯することができます。

マイナス側での切り替えはクルマのネガティブ方式と一緒。
セキュリティーを取り付けられる方はよく分かると思います。

  • 加工

ナビ側加工。

天井?

ナビ側の足元上部の内張り?にランプを取り付けました。

ちょうど足元を照らす位置としてはベストかな。
覗き込まない限り見えない位置です。

穴あけ。

ライトのボディーよりほんの少し小さい穴をあけて取り付けます。

材質が柔らかいのでカッターで微調整しながらあけました。

グルーガン取り付け。

ぴったし完成といきたいところでしたが、どうもライトが浮いてしまうので、ここもグルーガンのお世話に・・・。

グルーガンは日曜大工の量販店で480円で売ってます。

取り付け完了。

取り付け完了。

ドライバーズ側加工。

天井?

ドライバーズ側の足元内張り?に取り付け。

内張りも穴をあけ。

こちらは吸音材にも穴をあけて取り付けです。

取り付け完了。

取り付け完了。

グルーガンのお世話にはなりませんでした。
見た目完璧。

ついでに点灯。

ついでに点灯。

蛍光灯の下でもこの通り。

  • 取り付け
矢印コネクター

ヒューズBOXの矢印のコネクターへ配線することにしました。

キーリングのところではメーターASSYのところへ配線していましたが、はっきり言ってめんどくさい。
いちいちメーター周りを分解するのもなんですから。

接続ライン。

矢印の白/赤がインテリアライトの常時電源
矢印の緑/赤がインテリアライトの減光システムラインです。

こんなとこにあったなんて・・・。
キーリングをされる方はこちらを利用したほうがいいです。

エラクトリタップで接続。

エレクトロタップ(ワンタッチカプラ)でプラス側を白/赤ラインへ、マイナス側を緑/赤ラインへ接続。

一直線。

ナビ側へは矢印のところの裏を這わせば一直線に短時間で綺麗に配線を持っていけます。

完成。

あとは配線を整理して完成です。

 

ナビ側。 ドライバーズ側

ナビ側です。
写真で見るより明るいですが、よけいに恐いような。
ますますあやしい仕様。

ドライバーズ側です。
こちらはかなり明るいですが、やっぱり恐い。
冬場は特に暖色系の方がよかったかな。

LED仕様じゃなく電球仕様でももちろん接続の仕方は一緒で構わないと思います。
綺麗に減光されていくでしょう。

凝り性のJenoです。あとで使用した部品の値段を計算したらとんでもない額になっていました。
Nicoさん、ごめんなさい。m(_ _)m

 

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