Zinc alloy Diecasting
Air-con / Audio-vol Knob

亜鉛合金エアコンノブ・オーディオボリュームノブ

以前、私の中ではボツネタになっていたノブ交換をちょっと工夫して復活してみました。

昔の友人の自作真空管高級アンプマニアの話によると、「重いほうが音が良い。」というのがホームオーディオマニアの間で言われていたそうです。

実際、最後の手段としてアルミ無垢のボリュームノブを重量のある鉄や亜鉛合金などに交換し、ボリューム抵抗の振動を抑え、音質アップの効果に貢献しているそうです。
また、ボリュームノブはアンプのランク指標とも言われ、高価なアンプはノブもものすごく高級・重厚です。

まあ、FIT純正のオーディオノブとエアコンノブを交換しても上記のような音質アップやお花畑に吹くそよ風のような気持ちのいい風が吹き出るということはありませんが、見栄えはピカイチです。

っていうかノブだけが完全にういてしまっていますが・・・。

注)オートエアコンマニュアルエアコンではノブの取り付け形状が違うそうです。
ですので、エアコンボリュームの延長ジョイントが取り付けできない可能性大です。
下記のDIYはWタイプのオートエアコンです。

オートエアコン

オートエアコン ノブ裏

マニュアルエアコン

マニュアルエアコン ノブ裏

  • 材料
材料。

純正オーディオノブ・エアコンノブと同じぐらいの大きさの各種ノブ
延長ジョイント3個。
外形6ハイ・内径5ハイのアルミパイプ
3ハイのアクリル棒

今回ノブは亜鉛合金製でブロンズ色のものを使用。
3ハイアクリル棒は透明とブルーの内、透明の方を使用しました。

  • 加工

オーディオノブ

ボリュームの柄。

ボリュームのベース部分はイルミネーションで発光しますので、取り付けるノブは直径が純正ツマミと同じか少し小さめの方がいいです。

大きければ発光部分が全て隠れてしまい、夜間は真っ暗になってしまうため。

また、オーディオのボリュームのシャフトは5ハイです。

ノブとアルミパイプ。

購入したノブは内径が6ハイなので、このまま取り付けたのではスポスポでノブの中心が出ずいがんでしまうので、一緒に購入した外形6ハイ・内径5ハイアルミパイプを使用して、5ハイのボリュームのシャフトにノブを挿入します。

エアコンノブ

エアコンノブ部。

純正のエアコンノブは夜間イルミネーションでどの場所を指しているか分かるように発光しています。
購入したノブは一部へこみがありますが、昼間はいいですが夜間はどこを指しているか分からないので、細工をします。

イルミネーションはエアコン部の内部で発光しており、その口は25ハイです。

穴あけ。

3ハイのアクリル棒を使用しますので、上記25ハイより小さい約20パイの円周上に3.2ハイの穴をあけます。

穴・表。

ノブ表側。

私は無難に垂直に穴をあけたのでセンターから10mmしか離れていませんが、テクニシャンなあなたなら斜めに穴をあけて、もう少し外側に穴がくるようにしたほうがいいです。

アクリル棒。

3ハイのアクリル棒を加工します。

切り出した矢印の部分は極細コンパウンドを使用して、透明の曇りの無いようにピカピカにします。
この棒を伝ってイルミネーションの光がノブの表面に出てきます。

アクリル棒挿入。

穴をあけたノブにアクリル棒を挿入します。

よりによってノブのセンター寄りに斜めに刺さっています。
どうせ斜めにドリルがいくなら外側に向いてくれればいいのに・・・。

表面アップ。

アクリル棒をツライチに。
ドリルのバリカットしたらブロンズ色が剥げてしまいました。
アップで見ないのでよしとしよう。

残り2個も同じように。
3個のうち、真中に取り付けるノブのアクリル棒は10mmほど短め
エアコンボリュームの内部に敷居があるために干渉してしまう為。

  • 取り付け
ボリュームの柄が低くて取り付けれない。

このままだとノブを取り付けられないので、ボリュームのシャフトを延長します。

バラしてジョイント取り付け。

延長ジョイントを取り付けます。

ポン橋にて購入。
3種類あった中で一番短いものを使用しています。
このジョイントもとってもメジャーな部品なので、電子パーツ屋さんですんなり手に入ると思います。

飛び出し具合。

横からの飛び出し具合。

これだけ出てたらノブが取り付けられます。

オーディオノブはネジ1本で締め込みます。

エアコンノブはネジ2本で締め込むようになっていました。
また、位置決めをお忘れなく。

 

完成。 くりっくりっ。

完成。
ノブが高級かつ重厚です。
ノブだけが完全にういています。(笑)

さぞやいい音と気持ちのいい風が出てくることでしょう。
エアコン部のクリック感はノブの重量があるので、クリックリッと今までとは全然違います。これはほんとに気持ちがいい。

ノーマル。 亜鉛ダイキャストノブ。

ノーマル。
比較するとやっぱり貧弱。

似合ってるかどうかは別です。(笑)
ノブはブロンズ以外にシルバーや黒がありました。

イルミネーション。

思った通り、イルミネーションの光がノブに出てきています。

贅沢をいうとやっぱりもう少しノブの外側に光があった方がどこを指しているかわかりやすいですね。

各ノブの交換では工具のスナップオンのグリップを代用したりとメジャーですが、高級感ねらいではオーディオノブにはかなわないでしょう。
特注で、漆塗りのボリュームノブも発見。ちなみに1個5000円からとなっていました。

和風で秀吉の千成ひょうたん型ノブをだれか削りだして〜。
私はムショーに亜鉛合金ひょうたん型ノブを取り付けたい。

KUMAさん作。

KUMAさんFitのノブです。
自作アルミ削りだしです。

さすがに自作なので大きさはバッチリ。
また、アクリル棒を斜め挿入して、ノブの外周近くにイルミネーションの光が出てくるように作られています。

完璧ですね。
最初見たときはアフターマーケットで売っているのかと思いました。みごとです。
金属加工できる方がうらやましい。

 

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