ラストステーションから発売されている『LFC(学習機能キャンセラー)』。
フィットではCVTや燃調関係など純正ECUに学習機能が備わっているのはよく耳にすると思います。
このLFCは燃調関係の学習機能のみをキャンセルしてしまうというもので、サブコン搭載時に定期的にリセットするわずらわしさから解放されます。
以前、現車合わせでサブコンのセッティングをしてもらうときにフロントパイプに取り付けたA/F計を見ていたのですが、学習されると高回転域でサブコンセッティング時での空燃比からかなりズレていました。
リセット後はサブコンセッティングでの設定値に戻ります。
せっかくのサブコンセッティングが時間の経過とともに純正ECUに学習&補正され、ほとんどノーマル並にされてしまうのはもったいない。
学習されると特にピークパワー時の回転数(5700近辺 i-DSI)でパワー感が物足りなく、極端に言うとただ回っているだけという感じになってしまいます。
この学習機能、 フルノーマル車でも燃費の伸び悩みからヒューズを外しリセットするというのは有名ですね。
ちなみにこのLFCは燃調関係の学習をキャンセルするということですから、サブコンを装着していなくとも燃調の変化に関係のあるパーツを装着している場合にも効果を発揮しそうです。(マフラーやエアクリなど。)
せっかくの装着パーツも性能を十二分に発揮することなく純正ECUで学習&補正されてしまい強制的にパワーダウンさせられてしまうのはもったいないことですね。
ちなみにフルノーマル車ですが某社のターボ車は長期間学習され続けるとブースト圧が最低設定値の0.5kまで下がるそうです。(初期値0.75k)
車検のときにディーラーでリセットしてもらったら初期設定値の0.75kまで復活するので、学習&補正機能など知らない乗りっぱなしな人の場合はほんの点検整備でかなりのパワー差を実感できるでしょうね。(笑)