Rear Camber

リアキャンバー

FFファミリーカーの場合、リアはラテラルロッドが使われている場合が多く車高を落とすと左右どちらかに車軸がずれ、片方は車輪がボディーの内側へ、もう片方はボディーの外側へずれます。
FITの場合はラテラルロッドが使われていないので、車軸がずれることもなく綺麗に車高が落ちます。

お袋FITにリア16インチ8Jをいれますので、キャンバー無しでは実測値で約10mmボディーから出てしまいます。
タイヤトップはホイルに引っ張られるのでフェンダー内に収まりますが、ホイルはボディーから出るので車検に通すことができないです。
そこで、リアにキャンバーを付けるとリア16インチの8Jでもボディー内に収まるので車検も通せておまわりさんにも大丈夫!。
ホイルメーカー指定サイズの場合やサーキットを走るわけでもないので通常は必要ありません。
ノーマルボディーで見栄え重視のいっぱいいっぱいホイルを履きたい人向けです。(お袋FITでこんなんしていいのん?。)

ハブボルトを外してハブを外します。

一気にガガガーっと。
ナットにはゆるみ止めのために割りピンが使用されてると思ったのですがちがいました。
シャフトの溝の部分にナットのミミ?の部分をカシメてるだけです。

ハブナットが外れました。

外れたハブ。裏っかわです。

ベアリングが付いてるところのフチの部分には細かい溝があります。
その溝はアンチロックのセンサーが検知している溝なので、キズをつけないように。

ハブを外した後、ブレーキASSYに付いているボルトを4本外すとあっさりハブシャフトが現れます。

ここまでは単純ですが、この後が問題
はっきし言って大変です。

ハブシャフト部分を外す前に上部に付いているABSのセンサーを先に外しましょう。センサーなので慎重に。
この後ガンガンいかないとダメなので、できればセンサーに振動がこないように。

シャフトの真下に+ボルトがあります。M6X30くらいのボルトですが、超強力な接着剤が付いておりショックドライバーがないと舐めてしまいます。
これが一番の難関。
M6なのでねじ切れます。気をつけてね。

無事に難関突破したらゴロっと外れます。

あとはシャフト下半分の形を型取りして、その型通りにアルミ板を作ります。
画像がなく申し訳ないです。

上の部品とこの車軸の間に上記で作ったアルミ板を挟みます。

センターの大きい穴の下から下半分だけに板をかまします。

キャンバープレート1

横からです。
黒色の車軸と錆び色の間に挟まっています。

厚さは1mmです。
これでキャンバー角3度ぐらい付きます。
タイヤトップで約10mmボディー側にはいります。

キャンバープレート2

真下からです。

うっすらアルミ板が挟まっているのが分かると思います。

 

分かるでしょうか。

たったこれだけですが、結構キャンバーが付いています。
今回も比較画像を取り忘れてしまいました。

 

タイヤトップは実測で8mm内がわへ入り込みました。
フェンダーの爪とリアバンパーのアーチ部分は加工しているので、16インチ8Jでフル乗車しても一応大丈夫なはずですが、いかんせんまだホイルが来ていないのでなんとも言えません。(笑)

もうすぐ納入される予定なので、装着し次第レポートします。
(12月26日にホイル装着予定です。)

やっときましたホイール。注文してから約1ヶ月半。

ホイルのリム(フランジ)の部分とフェンダーがツライチで、タイヤトップはフェンダー内に収まっております。5人乗りフルバンプでもフェンダーアーチがリムまで沈み込まない限り干渉することはありません。

FITはリアの足回りの構造上、片側だけ段差等で持ち上がったときは弧を描くようにフェンダー内側へタイヤが入り込みますが、フルバンプ時みたいに両輪が同時に持ち上がったときはボディーと水平にそのまま持ち上がります。
これがダブルウィッシュボーンやマルチリンクならタイヤトップがフェンダーぎりぎりでも干渉することはないでしょう。

 

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