CAR SECURITY
(海外では CAR ALARM が一般的)

CAR SECURITY

インターネット上ではセキュリティーの取り付け方等の掲載は大多数の方が暗黙の了解で各自控えております。
良心的な方達ばかりではこのようなセキュリティー自体が存在しません。
なお、このコンテンツは以前のセキュリティーの項目(1998年、当時の内容はこちら。)の内容および上記のことを継承しつつ追記というかたちで書いていきます。
いかんせんセキュリティーということで文章のみ、そして少しのヒントということでご理解願います。
(かなりタイクツです。)

  • 1997年にAUDIOVOX製のカーセキュリティーをアメリカで購入しました。

    当時、日本ではまだ電気式カーセキュリティーが広く一般に認知されておらず一部の車好きにしか浸透していませんでした。(しかもドレスアップ志向がメインにありました。ごたぶんにもれず私も。高級車乗りは違います。)
    このころは私もインターネットをしていなかったのでカーセキュリティーを調べるすべがなく、アメリカへ行った時についでに購入しました。
    車のパーツ専門店(日本のバックスみたいだが燃料フィルターやベルトといったかなり専門的な部品も普通にたくさん置いてあります。)へ行ったのですが置いていません。
    周りの人に聞くと普通のショッピングセンターの中の電気製品売り場へいくようにと・・・。
    確かに家電製品などと一緒に何種類も普通に陳列されていました。
    車に関してはアメリカ人は自分であれこれイジルのが普通みたいです。

  • 自分の車に早速取り付け、カーショーなどに行くとものすごい値段で宣伝していました。

    製品が違うのでいちがいに比べられませんがもらった資料で機能などを調べるとほとんど一緒。
    (あくまで1998年当時。)
    本体の値段がかるく数倍、プラス工賃です。
    工賃に関してはセキュリティーのページでも少し書いていますが、まあ目をつぶっても本体の値段が・・・。
    ということで1998年からインターネットをするようになり、最初に立ち上げたコンテンツがカーセキュリティーでした。
    セキュリティーということで読むだけのしかも1ページしかなく、ただ安く取り付けようという紹介ページです。
    (あれから一度も加筆していません。が、そんなサイトでもリンクしてくださったサイトがございます。この場をかりてありがとうございます。当時の内容はこちら。

  • DIYが趣味な人ならご自分で取り付けてみたいという方がいらっしゃると思います。

    もちろん専門業者にインストールしてもらうほうが安心ですし確実だと思いますが(悪徳もいまだに存在するそうです。)、DIY好きは取り付け作業も楽しいですもんねえ。(童心にかえって熱中できるのが快感・・・。)
    ということで、ちょこっと私の知ってる範囲で紹介です。

  • まず、電気式カーセキュリティーですが、現在でもほとんどがアメリカ製です。 (作っているのはアジアです。)

    アメリカには星の数ほどカーセキュリティーを扱っているメーカーがあると言われています。
    ですからまだ日本に入ってきていないメーカーや機種を選ぶのも楽しいと思います。
    実際の購入ですが、現地で買うのもよし、個人輸入で買うのもよし、オンラインショッピングや輸入代理店でもいいです。
    私は現地と個人輸入で購入しました。
    個人輸入ですが、JETRO(日本貿易振興会)で車関係のカタログを購入しそこにあった通販会社から購入しました。
    ネット販売はアメリカ国内のみの場合がありますが、FAXだとOKという会社もあります。(なぜ?。)
    値段は現在でも直で購入したほうが安いです。(よくキャンペーンもしているのでさらに安い。)
    ただひとつ気を付けなければならないのが、ページャー(ポケベルみたいなもの。)で遠く離れた愛車の異常を知らせてくれる機種がありますが(ドアが開かれたなど異常個所が分かる。便利ですねえ。)、日本では電波法に引っかかるものがあるそうです。(気を付けましょうとしか言えない・・・。)
    また、バックアップバッテリー機能がある機種(車のバッテリーあがり中でもOK)やサイレンにバッテリーが内蔵されている機種(警報中にセキュリティー本体とサイレンのケーブルを切断しても鳴り止まない。)等いろんな機能を持った機種があります。
    (防水のリモコンやオシャレな形をしたリモコンの機種も。かなり惹かれます。)
    基本機能はどれも似通っています。オプションで機能拡張もできます。
    インターネットで調べてみてください。日本語OKのサイトや日本のページで紹介しているサイトもあります。

  • 取り付けですが、説明書は英語でも辞書片手に直訳で作業できます。
    下記に代表的な単語をいくつか。

+12V CONSTANT SOURCE

12Vの常時電源(バッテリー電源)

ARMING

セキュリティーセット

+12V IGNITION SOURCE

12Vのイグニッション電源

DISARMING

セキュリティー解除

CHASSIS GROUND

ボディーアース

PASSIVE ARMING

自動セキュリティーセット

DOME LIGHT

室内灯全般を指しています。

ACTIVE ARMING

手動セキュリティーセット

Courtesy Light Swich

いわゆるドアスイッチ。

Transmitter

付属のリモコン

DOOR TRIGGER

ドアの開閉を検出する。

Hood

ボンネット

POSITIVE OUTPUT

プラス出力

TrunkRelease

トランクのロック解除

PULSED OUTPUT

信号出力

Window Roll-Up

ウインドウの開閉

POSITIVE SWITCH 又は
+DOOR TRIGGER

セキュリティーセット時、0Vがドアなどを開くことにより12V(バッテリー電圧)になる。

NEGATIVE SWITCH 又は
-DOOR TRIGGER

セキュリティーセット時、12V(バッテリー電圧)がドアなどを開くことにより0Vになる。

* +DOOR TRIGGER -DOOR TRIGGER は最初、勘違いしやすいので補足します。
(私は思いっきり勘違いしていました。)

私の車は運転席のドアを開けると運転席のフットランプが点灯します。消灯している時は0Vです。
点灯時に電球に12V(バッテリー電圧)がかかります。
ですので「+DOOR TRIGGER 又は POSITIVE SWITCH」ということです。

最近の日本車(といっても現在ではほとんど。FITも)はこの逆で、ランプが消灯しているときは12V(バッテリー電圧)がかかっており、ランプが点灯すると電球の電圧は0Vになります。
ですので「-DOOR TRIGGER 又は NEGATIVE SWITCH」ということです。

単純な図をかいてみました。
ドアスイッチの位置がバッテリーランプ間にあるのかランプ後にあるのかの違いです。
配線の導通点検のしやすさやスイッチの接点不良が少ないとかサービスの人が言っていました。

ポジティブバイスクル
+DOOR TRIGGER 又は POSITIVE SWITCH
古い車やアメ車の一部など。
ネガティブバイスクル
-DOOR TRIGGER 又は NEGATIVE SWITCH
最近の車。
  • ショックセンサーやレーダーセンサー、マーキュリーセンサーなどの補助センサーはとりあえず抜きにして、
    ハードワイヤー(セキュリティーから出ている複数のケーブル。)の接続等の簡単な解説です。

    最初に説明書を熟読するのはもちろんですが、取り付け車の配線図をディーラーでコピーさせてもらいます。
    (旧ロゴはわざわざ分厚いマニュアルを購入してしまいました。セキュリティーより値段が高かったです。)
    その際担当営業マンがいると頼みやすいと思います。
    最低限必要なのは
    1:各種ケーブルが車体のどこを通っているかの分かる図。
    2:各種コネクターの場所図。
    3:コネクターのピンアサイン(何番が何色でなにか。)図。
    4:ケーブル別の回路図。
    5:その他必要と思われる図。(例・各箇所のバラシ方など。)

    整備解説書や配線図を見せてもらい、自分でチェックしてコピーをもらいます。
    かなりの時間をかけて必要なページをチェックしたほうがいいです。
    (お袋FITの場合でも合計50数ページ分もらってきました。)
    実際取り付け作業に入ると、内装全バラ状態まですると思います。足りない資料があると大変です。
    事前に資料などは入念に集めて検討しましょう。

  • まず、窓から室内を覗いて簡単にセキュリティー本体や配線が発見できる箇所は避けましょう。
    (基本中の基本です。)

    単純にいうと室内に入られて簡単に発見される場所も避けて、かなり発見まで時間がかかる場所(発見されないのが理想です。)で時間をかせぎます。
    サイレンの設置場所も当然隠します。
    基本はセキュリティー関係全部(各種センサー・ケーブルなども。)がどこに設置されているかわからないように隠します。
    ケーブルの引き回しも慎重に。(自分が盗人で室内まで入り込んだと仮定して引き回します。)

    ハードワイヤー(本体から出ている複数本のケーブル)だけに的を絞って説明します。
    どうゆう原理で反応するかというと荒っぽい説明ですが、電気が流れるか流れないかを見ています。
    (各種補助センサー類を除いて。)
    あるケーブルに普段0Vなのが12V(バッテリー電圧)などがかかったとか、12V来ているケーブルが導通状態で0Vになるとかで反応しています。
    ということは創意工夫で自分なりにいろんな場所を監視させることができます。
    簡単な電気の知識をもっている人や電子部品屋に行ったことがある人にとってはよりとっつきやすいと思います。
    説明書通りに接続してもいいですが、自分なりの工夫でいろいろできます。

    セキュリティーのハードワイヤーで実際に監視のために使われているケーブルの種類は以外に少ないです。
    ですから説明書の通りの場所以外に接続したい場合は本数が足りません。
    -DOOR TRIGGER 車にターゲットに絞って説明します。

    本体から-DOOR TRIGGER(NEGATIVE SWITCH) ケーブル(以下マイナストリガー)をドアスイッチに接続する場合はセキュリティー本体保護のためダイオードを入れます。
    簡単に説明するとダイオードは一方向にしか電気を流しません。
    マイナストリガーケーブルはセキュリティーセット時は12Vかかっています。
    (機種によって違うかも知れません。)
    ドアのランプも12Vかかっています。
    そこで、逆電流から保護する意味でマイナストリガーケーブルにダイオードを追加します。
    (ドアランプからマイナストリガーケーブルに電気が流れこまないように。)
    ドアが開けられるとボディーアースに電気が流れて0Vになり反応します。
    単純にこれで一本ケーブルを使ってしまいました。もったいないです。ドアは4枚あります。
    各ドアに専用ランプが付いているタイプ(ON・OFFできないランプ)だとルームランプを使用せずにこのランプを使うのも手です。
    ルームランプの場合、スイッチを切っていたら役に立ちません。
    一本のケーブルを複数で共用します。複数に増やす場合もダイオードを使います。

ダイオードで分岐

こんな感じで複数に増やすことができます。
ダイオードを使えば一つのドアが開いても他のドアランプは点灯しません。

ダイオード無しだと全部のランプが点灯してしまいます。
(使用するダイオードは電子部品屋などで、「クルマに使う。」と聞くとどうゆう容量の物か教えてくれます。)

  • しかし、ドアランプの接続はドアが開けられてしまった場合です。はっきりいってこれだけでは遅すぎます。

    上記は最終段階での警報ですが、前段階が何重にも必要です。
    前段階のセンサー類が何らかの故障で反応しなかったため用と考えてください。
    前段階用としては各種補助センサー類がありますが、ここではセンサー類を使わずにハードワイヤーのみで前衛監視を行います。
    上記のマイナストリガーケーブル以外にも同じ性質のケーブルがあります。
    トランク用だったりボンネット用だったり。
    これらのケーブルを利用し、電子部品屋さんで売っている部品を使用することによってドアオープン前の監視を行うことができます。なにも難しいことではありません。
    (センサーに頼らずドアオープン”前”のドア全てを監視できます。)

    また、マイナストリガーと対極にある「+DOOR TRIGGER 又は POSITIVE SWITCH」ケーブルももったいないので利用しましょう。
    リレーやスイッチを使用することによってマイナストリガー車にも利用できます。
    また、サイレンのケーブルの途中にリレーなどを使用して、警報時にサイレンやパーキングフラッシュ以外のアクションをおこすこともできます。
    せっかくの機能です。思いつくまま全て利用しましょう。

  • 今までなぜ各種センサー類以外の話をしたかというと、みなさん誤作動で苦労されていると思います。

    専門業者などにインストールされた方でも中にはセンサーをオフにしてしまっている方もおられます。
    とくにDIYでインストールされる方は専門知識が乏しい(私も。)のでうまくセッティングできません。
    最初はセンサーを生かそうとしていますが、あまりにも誤報が多いと意味がありませんし、はっきり言って迷惑この上ないです。
    (駐車場の大家さんにセキュリティーを止めるか、出ていくかのどちらかを選べと言われた友人もいます。)
    当人にしては愛車が命なので少々の誤報は仕方が無いと思われるでしょうが、全然関係の無い赤の他人にはこれは我慢できないことでしょう。(他人事には人間つめたいものです。)
    (夜中に誤報、大雨に誤報、トラックで誤報、隣のドライバーがほんの少し当たれば誤警報・・・。)
    ですのでセンサーなどのファジー系よりハードワイヤー系を駆使し、なるだけ前衛監視ができるように工夫しましょう。
    結果、うまくセンサー類もセッティングできれば何重もの結界を張ることができます。

  • 上記に記載したのはあくまで事前に警報を鳴らすということで、車両が盗難されないということではありません。

    極端な例をあげると、キャリアカーに横付けされて、窓をぶち破って警報中でもお構いなしでスターターキルなんかエンジンを初めから掛ける気がなければ意味が無いし3万ボルトのハンドルロックも触れなければ怖くないしワイヤーで車両をキャリアカーに引っ張り上げたら持っていかれます。
    これを100%防げなければ盗難防止装置とは言わないというのはいこじになりすぎだと思いますが・・・。

セキュリティー関連リンク

英語サイトですが、DIY派のあなたなら非常に役に立ちます。
翻訳サイト経由で行ってみてください。

ALARMTEK

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