FIT EARTHING
Others Part 3

EARTHING

A社FIT用アーシングキット 接続図

A社FIT用アーシングキット

このキットはアーシングで定番といわれるオルタネータへの接続がありません。

オルタネータはご存知の通り発電機です。
オルタネータへ接続するとバッテリーの過充電になってしまう場合があり、アイドリング状態でバッテリー電圧が17Vにも達してしまう場合があるそうです。
こうなるとバッテリーの寿命という点では短くなってしまうかもしれません。

車種や接続ヶ所等の違いによりオルタネータへの接続は逆効果になってしまう場合もあります。
このキットの場合はそのマイナス要因を排除するために、オルタネータへの接続をしていないのかもしれません。

ただ、オルタネータへの接続は低中回転域では他のヶ所の追随を許さないぐらい効果が現れる場合が多いヶ所なのも事実です。
(オルタネータへの接続で、オルタネータの前半分に接続するか後ろ半分に接続するかでも変わってくる場合があるというぐらいで、アーシングでは難しい、そして下手すると恐い場所でもあります。)


B社FIT用アーシングキット 接続図

B社FIT用アーシングキット

このキットはAとは対象的にオルタネータへの接続があります。
しかもアーシングケーブルの太さもそれぞれ違います。

このケーブルの太さの違いには興味があります。
私の使用しているオーディオ用の4AWG(4ゲージ・22スケ)は110Aの許容量があり、8AWG(8ゲージ・8スケ)は75Aの許容量があります。
エンジンやボディーに接続されているケーブルより、発電機であるオルタネータに接続されているケーブルが細いのは興味深いです。
一番長いケーブルでしかも細いというのはケーブルの抵抗も他よりはあるはずです。
単純にコスト削減のためとは違うと思います。
勝手な推測ですが、このケーブルの抵抗を利用してオルタネータからバッテリーへの電流制限をしているのかもしれません。(バッテリーの過充電防止かな?。)


C社FIT用アーシングキット 接続図

C社FIT用アーシングキット

このキットの特徴はスロットルボディーに接続されていることと分岐接続させていることです。

スロットルボディーの特にスロットル開度センサー直近に接続するのが効果的なアーシングヶ所というのはご存知の定番ヶ所ですが、そのスロットルボディーに接続されているのがこのキットです。
その代わり定番とされるオルタネータへの接続はありません。
また、分岐接続先が2本ともボディーアースされているのもこのキットです。
共にバッテリーの位置から遠く離れたヶ所に接続されているので、必然的に抵抗値の高いボディーを伝って戻っていた電流を低抵抗ワイヤーを接続することによりスムースにバッテリーへ戻しています。
また、全ワイヤーが4ゲージの太さです。
アースブロックも専用品でアルミ製ですが、それに使用されているボルトは抵抗値がアルミに比べると高いものが使用されています。


3社ともHONDA FIT用アーシングキットですが、接続ヶ所が違うというのは面白いものです。

注)あえて私の上手なCGで接続図を掲載しています。各社のアーシングキットに関しては詳細に表現するというのは不適切だと解釈していますのでご理解のほどを。
(上記アーシングキットに関しては接続ヶ所の問い合わせ、銘柄等はお答えできません。)

TOP

 

BACK
HOME