「AEZ
PARON」と「RSR
Ti2000」のコーナーでの各種計測結果を元に装着するホイールの幅とオフセットを決めました。
インチサイズはタイヤの値段とFITの車格から16インチが綺麗に見えるかなと私なりに決めていました。
最終的にフロント7.5J/16/+38、リア8J/16/+27という数値がお袋FITの実測で導きだされました。
もちろんフロントはフェンダーツライチ、ハンドルの切れ角が多い14インチ装着車でもハンドルをいっぱいいっぱい切ったときにタイヤハウス内側には10mm程度の余裕があり間違っても干渉しないオフセット。
リアは内側のアームまで10mm程度の余裕がありどこにも干渉しないで、タイヤトップはフェンダー内に収まっているが10mmフェンダーからホイルリムが出ていること。
この時点では車検のことやその後発覚した致命的な事実を考えていませんでした。(笑)
もちろんリアフェンダーの爪折りとリアバンパーのアーチ部分はDIYで極力薄く加工を施してあります。
さて準備万端、ジャーマンブランドのホイル探しです。
旧お袋ロゴにもはめていたお気に入りのAEZ、RH-Alurad、BORBET、JE
Design、ARTEC、Rondell等々全滅です。
上記のサイズ・オフセットがありません。
こりずにKW、RSL、ATS、イタリアのRADIUS等々ユーロ全般に手を広げましたが壊滅状態です。
発見したんですが、オフセットを抜きにしても7.5J/16の次は9J/16まで飛んでしまい、8J/16がほとんどないんです。
17インチではあるんですが・・・。
オフセットも4穴100では35が大半でこれを選ぶとリアはスペーサーのお世話にならなければなりません。
フロントも3mmですが出てしまいます。まあホイルとオフセットの組み合わせの8J/16/+35というサイズ自体も発見できませんでしたが・・・。
仕方なくユーロブランドホイールはあきらめて国産ブランドで探すことにしました。
マイカーでお世話になっていたホイル専門店でショップ様用の分厚い「全国産ホイールカタログ」を片っ端から見ていきます。
もうとっくにデザインは関係無し。サイズのみで発見できれば即購入と・・・。
片っ端から調べてここでも発見したんですが、16インチ自体が少ないです。
ショップの人に聞くと、現在の主流は18インチで16インチはほとんどが自動車メーカーでのノーマルサイズなので、あえて16インチを選ぶ人が皆無らしいです。
現在流行のコンパクトカーのドレスアップを無視したかのようなサイズラインナップ。
19インチの大口径ホイールでもデザインや幅、オフセットがものすごくバリエーションがありました。
10年ほど前では16インチが主流だったのに・・・。
やっとこ見つけた希望オフセットに近いホイールがありました。
それが SPEED STAR RACING の VARDEN
SPORT KRANZ です。
国産ホイールブランドの老舗です。
MK-I は一世を風靡しましたね。30年近くたった今でも受注生産ですが購入可能だそうです。
サイズですが、フロント 7.5J/16/+42、リア 8J/16/+29 です。
フロントはオフセット+35と最後まで迷ったんですが、フェンダー外にでるハミタイでは内側に引っ込めることができないので、ここは無難に+42のオフセットでスペーサーをかまして調節できる方を選びました。
お袋FITでは3mm出るだけですが、いかんせん計算上のことですので実際はめてゴーカートみたいになっても困るので。
ホイール注文後に開かれた「湾岸ミニオフ」で知り合ったラストステーションのくにさんのクルマを見ていたときです。
F7J/15/+25、R8J/15/+25なのですが、リアはフェンダーツライチになっています。
(もちろんリアフェンダーとリアバンパーのアーチ周りは処理済み。)
最初、クルマの個体差かなと思ったんですが、10mm以上も差があるとは思えません。
話を聞くとリアにキャンバーを付けてフルバンプでもフェンダーに干渉しないようにしてあるとのこと。
FITはリアの足回りの構造上、タイヤが弧を描くようにフェンダー内側に入り込まず、ボディーと水平に沈み込むためフルバンプを考えたときはホイルのリムがフェンダーつらつらで限界とのこと。
私としたことが〜。やっちまった〜。そうです。
リアは10mm、ホイルのリムがフェンダー外に出るように設定していました。
(設定せざるをえませんでした。内側のアームまでの余裕確保のため。)
タイヤトップがフェンダー内に入っていればOKだと・・・。
おもっくそ私の考え違いでした。さあ、どうしよう。このままでは安全に走行できません。
せっかくの室内が広いFITに2名乗車限定では意味がありません。
その前にFITはお袋のクルマです。
そこでくにさん伝授のリアキャンバーを付けるしか解決の道がありませんでした。
「第2回関西オフ」の後にくにさんのショップ、ラストステーションでDIYオフが開かれることになりました。
もちろんリアキャンバーを付けるために是が非でも参加しなければ。
リアキャンバーのおかげで実測8mmさらに入り込みました。
キャンバー角で約3度です。
これで、リアは+27のオフセットがなく+29で2mm奥に入り込み、さらにリアキャンバーのおかげで8mm内側へ入っているのでフェンダー外に出てた10mmがクリアされました。