ラジエターキャップで冷却系の内圧(気圧)を高めています。
1気圧で通常の水では100℃で沸騰するところノーマルキャップ(1.1kgf/cm2)で加圧されていると約121℃で沸騰、1.3kgf/cm2では約124℃で沸騰します。
(クーラントは真水よりも沸点温度がもう少し高いです。)
冷却水の沸点を上げてやると当然沸騰による気泡発生の温度が上がります。
沸騰して気泡ができてしまうと空気は水よりも熱伝導性が低いのでさらに水温が上昇し、しまいにエンジンがオーバーヒートして最悪の場合はエンジンに致命的なダメージを与えてしまうこともあります。
また、万が一沸騰による気泡発生でも圧力がかかっていますので気泡の粒が通常よりも小さく、熱の発生場所とクーラントの接触面積が確保できます。
現在のクルマはオーバーヒートでエンジンを壊さないように水温が105℃〜110℃になると点火時期をかなり遅らせるので本来のエンジンパワーが出なくなってしまいます。
(フィットは水温が何℃で点火時期が遅れるのかは知りませんが。)
ラジエターキャップは内蔵のスプリングの力により加圧していますので経年変化で開弁圧が低下していきます。(だいたい0.1kgf/年と聞いたことがあります。)
うっとこは購入後丸2年が経過したので実質0.9kgf/cm2ぐらいでしょうか。
ということでちょっとややこしくなりましたが、夏のこの時期ラジエターキャップもリフレッシュ!。
ノーマル圧の1.1kgよりも高い1.3kgへ。
冷却系の圧力アップですからこのくらいのアップならラジエターホースなどの冷却系全体のジョイント部からの冷却水漏れ等が無い(だろう。)ということで。
ま、この1.3kg性能使いきり状態では高温すぎて他の箇所に不具合が発生すると思われますが。(笑)
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無限製のラジエターキャップ。
なぜに無限製?。
単に近所のバックスで売ってたからです。
ちゃんとこの分も税金払ってね。
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ちなみに根本的な冷却性能向上にはなりませんので。
これもメンテナンスという範囲内です。
と言いながら肝心のクーラントはまだ交換してないしなぁ・・・。