FIT EARTHING
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黄銅製ボルト

黄銅製ボルト

黄銅(真鍮)

銅と亜鉛の銅合金で、別の名を真鍮ともいいます。
亜鉛の含有率が35%のものが一般的で、その他には、銅60%、亜鉛40%のものを 六・四真鍮といい、銅70%、亜鉛30%のものを七・三真鍮と呼んでいます。
特に加工性がよくて美しいため用途が広く、金物にも多く使用されています。
また、電気伝導率が通常の鉄よりもいいため、コンセントやプラグの導体、端子、コネクタ、電気・電子部品等に使用されています。

金属名 比電気抵抗(20℃)μΩ/cm
1.59
1.72
2.30
アルミニウム 2.69
黄銅 6.30
10.7

比電気率抵抗(比抵抗)
長さ1cm 断面積1cm3の物質の電気抵抗をいう。
また、この比電気抵抗の逆数を、比電導度または導電率という。
一般に高温となるほど抵抗は増す。(μΩ/cm)

とまあ、調べてみると通常の鉄よりも電気抵抗が少ないということがわかりました。
アーシングに使用するときはコストとボルトの強度も必要になってくるので、 黄銅製が限界か。
意外なのは、アルミニウムの電気抵抗の低さでした。
送電線等にも使用されているそうで、某アーシングキットもバッテリターミナル部はアルミが使われています。

ところで、この黄銅製ボルトですが、通常は表面にニッケルメッキされた状態で販売されているのが多いです。
メッキ無しの黄銅製ボルトはなかなか見つけることができません。
ポン橋のねじ専門店で尋ねると、何千個単位でしか入手できないとのこと。
メッキ処理前の状態を確保するそうで、数個単位だけ注文することはできないそうです。
そういう時のためのインターネット。1個単位で入手可能なネット通販を見つけて入手しました。
でも、まとめて買うといい値段してしまいます。

アーシングを施している所で主要なヶ所をこの黄銅製ボルトに変更しました。
まあ、ここまでくるとこだわりの世界みたいな感じで、体感できるかどうかは別です。

FITの場合、ほとんどが8mm(M8)6mm(M6)です。
アーシングヶ所で使用するボルトはM8x25・x20・x15 M6x12でほとんどまかなえると思います。
一部追加するならM10が必要なヶ所もあるので、この3サイズを持っていたらエンジン関係は全てOKです。
(ほかにボディーに接続されているのはほとんどM6サイズ)

M8x20とはM8がボルトの胴体(ネジ山部)の太さ(8mm)。x20がボルトの胴体の長さ(20mm)。
ネジの頭の部分は寸法にははいりません。

ちなみにこの値段で手に入れました。
M8x25:\93 M8x20:\86 M8x15:\79 M6x12:\40 (各1本の値段。)

バッテリーターミナル

バッテリーターミナル
M8x25

純正ケーブル交換ヶ所

純正のケーブルと交換していたヶ所
M6x11(純正)から M6x12

シリンダヘッド追加ヶ所

シリンダヘッド追加ヶ所
M8x20

トランスミッション純正ヶ所

トランスミッション純正ヶ所
M6x8(純正)をM6x12

エンジンワイヤーハーネス純正ヶ所

エンジンワイヤーハーネス純正ヶ所
M6x12(純正)をM6x12

オルタネータ・シリンダヘッド間

オルタネータ・シリンダヘッド間
追加ヶ所 M8x15

トランスミッションケース追加ヶ所

トランスミッションケース追加ヶ所
M8x20


とりあえず1ヶ所1ヶ所ボルトを交換すると同時にアーシングケーブルの端子の接触面を確認し、サンドペーパーで表面を磨いてから組み付けました。
アーシングを行ううえでケーブル端子と接続ヶ所がしっかり密着していることが重要です。
現に接点改質剤を用いた場合、効果に変化があったという報告もあります。

1ヶ所、熱収縮チューブが噛んでいました。注意深くインストールしたつもりでしたが、こういうことがあると折角のアーシングも100%本領発揮できないと思います。

さて、変化があったのかどうなのか。
ここまでオタクな世界になるともう体感うんぬんの問題じゃなく、
「ここまでやってて悪いはずがない。」という気持ちの問題です。(笑)

ただ、上記でも書いている通り、接続面の状態確認と接触面双方をちゃんと脱脂&異物混入が無いようにすることが重要だと思います。
それと、ただのポン付けじゃなくこうゆう細かい作業もアーシングには必要だと思います。
せっかく電気抵抗の少ないケーブルを用いても、接続面で抵抗””だと意味がありませんものね。

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